版画「灼熱のカサブランカ」Sold Out


限定500枚のオリジナルシルクスクリーンです。
「灼熱のカサブランカ」 解説
カサブランカには清楚で美しいイメージがある。凛として、気高い花である。あるいは逆境にめげず、健気に咲く花でもある。焼けつくような灼熱の砂漠に咲く花。
この絵が暗示する情念の紅い色、それは画面いっぱいを潤す赤いワインカラーだ。
一途な女の愛が炎のように燃えあがる色である。淡く平明なカサンブランカの花が背景の色と同化して、絵はいよいよ流動するのだ。色彩と線を絶妙にあしらい、画人の卓越した描写が溌剌とした気分を生みだしていく。
灼熱のカサブランカ、その儘ならぬ運命に逆らい、奮闘する様に、思わず手を差しのべたくなる。その直向な愛が画面いっぱいに滲み出るのだ。
風に吹かれて微笑みながら立つ姿は、感動ものである。
それは微妙な女のゆらめきまでも表現できる東州画人の卓越した描写力だ。これこそ画人の面目躍如たるところである。
松井武利 求龍堂編集顧問
オリジナルシルクスクリーン 限定枚数:500枚
額縁サイズ:縦730mm×横618mm
版画の一点一点に、エディションナンバー(続き番号)
※送料として¥1,100(税込)を表示価格に含みます。但し、海外は実費をご注文後にお知らせします。